2007年のｸｰﾃﾞﾀｰﾃｰﾌﾟ

[ ﾚﾝｼﾞﾏﾝ ]怒涛のﾗｽﾄへまっしぐら！
こんなｸﾗｲﾏｯｸｽ描けるの、ﾓﾘﾀｲｼｾﾝｾｲ位なんじゃないかと叫びたい位興奮している今日この頃。

ｺﾐｹの為まだ観てなかった[ ｸﾞﾚﾝﾗｶﾞﾝ ]を観たりしてうおおーと一人盛り上がってたら、悪ﾆｱとかﾑｶﾞﾝとかってあの辺、「ｶﾗﾌﾙﾒﾘｨが降った街」のそれにとても似た存在感なのかとしんみり思った。


10代はじめ、有頂天がとてもPOPな「ｵｰﾄﾞﾘｰﾍﾌﾟﾊﾞｰﾝ泥棒」なんて歌ってたので油断した僕は、不意に現れた「ｶﾗﾌﾙﾒﾘｨ」の世界観に言い様の無い不安を煽られて、ﾗｽﾄ曲「HAPPY SLEEP」でかなりのﾄﾗｳﾏを背負わされたものです。

それ以来、滅茶苦茶になった世界に自分だけ、みたいな世界が結構苦手になりました。（ｿﾞﾝﾋﾞに埋め尽くされた世界、というのは苦手じゃないです。だって、ｿﾞﾝﾋﾞがいてくれてるから）そういえば2000年頃の[ ｴｳﾞｧﾝｹﾞﾘｵﾝ劇場版 ]も、あの十字架だけになった地球にｼﾝｼﾞとｱｽｶだけ、てﾗｽﾄがとてもｷﾂかった。その感覚も同じ所から来てそうだ。


ｹﾗ氏の言葉を借りれば“ﾃﾞｨｽﾄﾋﾟｱもの”の「HAPPY SLEEP」を含む同ｱﾙﾊﾞﾑは、全体として恋愛を描いたものらしいのですが、退屈な日常への登場ｼｰﾝ「ﾆｭｰｽ」から、ﾄﾗｯｸが進むにつれて次第に街を、そして世界を滅茶苦茶にしていく“ｶﾗﾌﾙﾒﾘｨ”てもの自体が、「恋愛」の比喩だったのかもしれないなあ。


と、17年程年をとった今思った。


そしてそれを何とかしてくれるｸﾞﾚﾝﾗｶﾞﾝには、ﾜｸﾜｸがとまりません